自粛要請しないと悪。
パチンコ屋とか飲み屋とか素直に自粛要請を受けないとバッシングくらったり嫌がらせとか脅迫とかもあるらしいですね。
犯罪ですが。

本来は自粛をすべきです。
コロナウィルスを軽視してるわけでもなく、自粛できるんならしたいに決まってます！
でもリスク承知で営業するしかなっていう現実。
自粛できない人の気持ちは自粛できない人にしかわからないと思います。

だから経営者目線での考え方。
お金があれば自粛します。
お金が無ければ営業します。
お金より命が大事というのなら今後その命を守るためのお金はどうしろと？
自粛してお金が入ってくるなら営業しません。
シンプルにコレだと思います。

まず経営者って失業保険受けられないの知ってます？
会社員は雇用保険で国からがっちり守られてます。
でも経営者はそれが無いんです。
会社をたたむにはそれなりの費用もかかるし、たたんだところで失業保険もない。
みんながみんなお金持ちな経営者ならいいんですが現実はそんな甘くなく。
毎日の現金収入でやりくりしてるとこだっていっぱいあると思います。

従業員の給料支払いを維持するだけだって大変なのに、家賃や光熱費、宣伝広告費に高すぎる税金…。
会社の貯金や経営者のポッケマネーでどうにかなる話じゃないんですよ。
1ヶ月2ヶ月で済むなら耐えられるかもしれません。
でも先が見えないから少しでも稼いでおくっていう方法とるしかないんです。

ちなみに2年前のウチの財務状況で自粛なら2ヶ月もたずに潰れてます(・_・;)

国の制度を利用すれば？
雇用調整助成金という国の補助金があります。
休業した場合、従業員の給料を国が補償しますって言う制度。
でも現状その制度が全く機能してません。
十数万件の問い合わせがあり複雑な書類や手続きでほとんどが挫折して1000件近い申請になり審査に通ったのが60件。
ホントに支給する気あります？ってレベル。
この間も従業員の給料は全額会社が払い続けます。
払えなければクビにするか倒産の2択。

自分自身に当てはめるとどうでしょう。

会社から自粛して！って頼まれました。
自粛なので出勤しても休んでもどちらでも構いません。

自粛ならその間の給料も金銭的補償も何もありません。
唯一、協力金として国が3万円を支給してくれました。
ローンの支払い、毎月の生活費、食事、請求書、税金…。
お金は1円も入ってこないのに支出ばかり。
それが何ヶ月続くかもわかりません。
自粛したら収入が0になっただけでは済まなくマイナスだと言うこと。
金銭的余裕のない人はあっという間に貯金が無くなります。
手持ちの資金が0円になったら？
支払いを催促する手紙と電話が毎日。
どうやって生計立てますか？
今日の家族の食事どうしますか？

その時に今の生活を全部捨てて「自己破産」できますか？
今の生活を維持するために会社に出社して給料をもらいますか？

自粛か営業か迫られてる会社はそんな感じです。
追い込まれたら自己破産より出社を選ぶ人多数じゃないですか？
というよりこれからの生活を考えると自己破産なんて選べないですよね。
経営者だって同じで簡単に倒産を選ぶわけにはいかないんです。

会社を営業すれば「コロナをばらまくのか」と言われ、会社が倒産すれば「自己責任」で終わり。
わずかな補償で休業要請受け入れてくれ！
でも倒産しても国は知りません。
だから自分や周りを守るためなら営業を続けるしかないんです。

当然批判する人はするでしょうけどそんなこと考えてる余裕なんてない。
これが本音だと思います。

逆に言えば自粛しない人を批判する人たちは1歩も外に出なければいい話。
毎日宅配サービスだけを利用して生き延びれば？って。
出来ますか？
自宅から出る時点でウィルス拡散に加わってる可能性があるってこと。
そんなこと言い出したら何が正しくて何が悪いか線引きできなくなりますよね。
だから自分と異なる意見の人を批判なんて無意味なことやめたらいいのにってホント思います。
こんな大変な世の中なのにあえて批判だけで終わらせるほうがよっぽど自己中心的な考え方じゃないですか。
自粛させたいなら同時に対策を提案してあげないとただの一方的な押し付け。
人それぞれに事情があるってことを考慮してあげないと。

もし今後国会議員に立候補する機会があれば、そんな演説をしようと思います(￣▽￣)
彩適党。