☆トヨタ☆
トヨタ自動車が給与昇給の評価制度を変更するらしいですね。
現在は全員が毎年一定の昇給があります。
新制度は成果を出せばどんどん昇給し、成果を残せなければ昇給は0円。
イイですよね!実力主義。
でもトヨタが言う成果って結果ではなく過程らしいんです。
簡単に言うと上司から頑張ってると認められれば昇給して、認められなければ昇給しない。
だから結果を残せなくても上司から気に入られてれば昇給する可能性があるシステムなんですよね。
頑張ってるフリで昇給できる。
努力して提案をたくさん出して、熱意がある社員がいたとします。
その社員を頑張ってるな~と思う上司がいる一方、煙たいと思う上司もいるかもしれません。
努力っていう目に見えない基準で評価する以上、評価する上司次第で変わってくるんですよね…。
それでどうなるか。
社員がおとなしくなっちゃう可能性も考えられるんです。
上司に嫌われたくないという気持ちが強くなり、ぶつかることを恐れる。
上司から反発されるような提案はしなくなっちゃうんですよね。
時には会社や上司に意見しないといけない場面だってあります。
それが言えなくなっちゃうんです。
結果、「はい」しか言えないイエスマンになって会社の発展より上司に気に入られる方を優先に。
それどころか一所懸命アピールや見せかけのパフォーマンスする人が出てくるかもしれません。
頑張ってるフリ、仕事してるフリをするのが上手なタイプ。
上司が騙されこういう人が昇給し、本当に能力がある人が昇給しない。
こうなってくれば優秀な人材程どんどん流出していくのは目に見えてますよね。
だからこの評価制度が通用するのは評価する上司が優秀であることが条件。
努力を他人が正当に評価するのは不可能だと思うんです。
努力していない様に見えて、影で努力をして結果を出すタイプ。
努力して頑張っている様で、効率が悪い為、無駄な時間を過ごすタイプ。
仕事は、努力ではなく結果が全て。
本当の努力に対して評価すること自体は否定はしません。
でも努力に対して昇給というのは違うんじゃないでしょうか。
努力に重点を置いて評価をしてしまうと努力してるように見せる努力をする人が増え、結果を出すことに意味を見出せなくなることも。
それに努力を評価するってのもおかしい話で、結果を出すために努力をするのは当たり前のことなんですけどね…。
努力は大前提。
そして結果を出すか出さないかで昇給を決める。
社員の給料ってどこから出てきますか?
会社の売り上げから給料が支払われるんです。
会社の利益を上げてくれる社員にはたくさん給料を支払う。
シンプルにそれで良くないですか?
仕事である以上、結果や能力に対して正当な評価をすべきだと思います。