お金が無いと商売できない？？？
それを覆された！って思ったのが文字起こし。

「文字起こし」って知ってます？
テレビニュースとかに字幕出てきますよね。
インタビューされた人の音声が文字になって。

他にもボイスレコーダーで録音された音声を新聞記事にするとか。

声を文字にする。
それが文字起し。
聞いたことをそのまま書き起こすのは大変ですけど、出来なくはありません。

でも…。
方言なら話は別。

どんな文字起こしのプロでも方言を聞き取ることが出来なければ文字起しが出来ないんです。

山形の人がテレビで取材を受けました。
「あがてけらっしゃい」
これを東京のテレビで放送しても東京人には意味不明です。
そこで字幕を付けるわけです。
「家におあがりください」
って。
バラエティ番組なら面白くするためにそのまま流すかもしれません。
でもニュースはそうはいきません。
意味合いも正確に伝えないといけないんです。

特に東日本大震災の時。
全国の記者たちが東北に取材に来ました。
しかしインタビューした内容が全然わからないんですよ方言で。

その時にビジネスチャンスって思った人がいるんです。
方言を訳する仕事なら需要があるって。
しかも東大卒のエリートでもなく、地元の人間しか出来ない仕事。
普通の文字起しよりも単価が高いのに、やってるのはおじいちゃんとかおばあちゃん。

なるほど！！！！って思いましたもん。
自分では当たり前のことでも他の人の当たり前ではない。
この考え方ってビジネスチャンスを見つけるうえでものすごく大切な考え方だと思いました。