以前ブログで違法改造車！？(笑)を紹介したと思うんですけど、今日のマリカさんのお客様、先日のコハルさんのお客様等々。
車種わかったってことでした。
あの内装だけでわかるってよっぽどの車好きだと思います。

で、この車なんですけど実は1回フロントが大破してるんです。
免許取り立てで親のクラウンを運転していた未成年ドライバーが一時停止無視で突っ込んできたんです。
避ける暇もなくドーンって。
友達と会話してて一時停止気づかなかったとか。
最悪…。

で、保険会社が算出した過失割合が9:1くらいだったんです。
まぁ10:0は後ろからの追突とかでない限りならないって聞いたことあったんでそんなものかなーって思いました。
ただし！！！！
問題はそこから。

こっちの修理費用は250万円。
で相手の保険会社が提示して金額は30万円。

は？？？？？？
ですよね。

要は市場価値が無いので頑張っても30万円までしか支払えないって。
しかもその9割の27万円。
確かにそれはそうなんですよ。
めちゃめちゃ改造してるので普通の人は30万円でもいらないと思います。
いじり過ぎだし、デカくて乗りにくいし、燃費リッター4キロだし、うるさいし。
でも好きな人には価値がある車なんですよ！！！

とても30万じゃ直せません。
エアロだけで80万円。
インタークーラー、オイルクーラー、ラジエーター…。
壊れた社外パーツだけでも100万円オーバー。
それに壊れた純正部品と板金塗装含めたら…。
マイナー車種なんで全部が高いんですよね。

でも、改造費は含めませんって一蹴。

なので裁判おこしました。
裁判と言っても普通の裁判ではなく裁判みたいなもの。

保険会社が提示してきた金額が全て正しいわけじゃないんですよ。
当然保険会社はお金を払いたくないので、最小限の金額しか提示してきません。
で、知らずに了承してしまえば当てられ損なんです。
それが嫌なら保険会社と戦うわけなんですけど、そんな簡単にできません。
あっちはプロ。
そこで登場するのが

「交通事故紛争処理センター」

聞いたことないですか？
まぁ無いですよね。

超簡単に言うと、相手の保険会社の提示した金額に納得できなかったら相談する機関。
第三者が公平に判断してくれるんです。
しかも無料。
弁護士までつけてくれるんです。
自分の保険会社と相手の保険会社の間に入ってくれて両者の言い分を聞きます。

こうなると保険会社が強いっていう方式が崩れてくるんです。
何度も話し合いして、社外パーツの価値説明して、車屋さんの証言とかもとってきて。
買いたくても、数があまり出てなく買えないてことも説明して。
保険会社がどう思おうと、「交通事故紛争処理センター」が価値があると認めてくれればいいんです。
「交通事故紛争処理センター」の決定には保険会社は逆らえませんから。
粘り強く交通事故紛争センターの方と話し合いを進めて…。

結果、改造費も「価値」と認められました。
ただし、満額ではなく200万円でした。
でも30万円が200万円になったんですから上出来ですよね。

保険金の支払いで泣き寝入りしたくない方は絶対に利用した方がいいと思います。
山形から一番近いのが仙台になります。
ただ、予約から実際に判決出るまで相当時間かかります。
でもやってよかったって本当に思いました。

ちなみにコレ修理中の写真。

本当は青なんですけど、まだ塗装前なので白。
あ～修理中だった時のお姿もカッコイイ♪