〇誘い〇
家のゴミ捨てに行った時のこと。
ゴミ袋を持ってエレベーターに乗り、1階のボタンを押しました。
数十秒後、途中の階で停止。
扉が開くと、おじいちゃんがゴミを持って乗ってきました。
知らない人なので、お互い軽く「どうも」程度の挨拶。
すると、おじいちゃんがこちらのゴミ袋を見て「それも一緒に投げてきますよ」
ん?こっちのゴミも捨ててきてくれるってこと?
ありがたいですけど、おじいちゃんのゴミは小さな袋。
こっちは明らかにデカい。
さすがに申し訳ないので、「いやいや、大丈夫ですよ」って断りました。
それどころか反射的に「こっちが捨ててきましょうか?」という言葉も出たんですよ。
するとおじいちゃんも
「いやいや、申し訳ない」
「全然いいんで、捨ててきますよ」
「いや、申し訳ないんで」
お互いにゴミを奪い合う謎の譲り合い発生。
そうこうしているうちに、エレベーターは1階へ到着。
扉が開いたところで、おじいちゃんが優しい声で一言。
「じゃあ、一緒に行こっか」
その言い方が妙に優しいんですよ。
こっちも「あ、はい」
「一緒に行こっか」の言い方だけ聞けば、完全にデートのお誘い。
結局、おじいちゃんと二人でゴミ置き場へ。
ゴミ捨て行っただけなのになんか恋が芽生えそうな雰囲気でした。
2026.07.29


